2024.9.3

中古戸建てはいくら値引きできる?交渉テクニック4選

中古戸建ての購入を検討している人にとって、価格交渉は重要な要素です。適切な交渉を行うことで、大幅な節約につながることもあります。しかし、交渉を成功させるためには、効果的な戦略を知っておくことが重要です。この記事では、実際に値引きが可能な金額の目安や、賢く交渉を進めるためのテクニックを4つご紹介します。

1. 市場調査で根拠を示す

ポイント: 相場と比較することで、値引きの根拠をしっかりと示す。

まず、交渉を始める前に、購入を検討しているエリアの相場を調査することが重要です。周辺の似た条件の中古物件がどれくらいの価格で売られているのかを確認しましょう。インターネットの不動産サイトや地域の不動産業者を訪ねることで、最新の情報を入手できます。

交渉の際、「この地域の平均価格はこれくらいです」といった根拠を示せると、説得力が増します。売り手が感情的になりにくく、話し合いがスムーズに進むことが期待できます。


2. 物件の欠陥や修繕箇所を指摘

ポイント
: 修繕の必要性を理由に価格を下げてもらう。

中古物件には、年数によっては傷や不具合が発生していることがあります。購入前に必ず内覧を行い、建物の状態を確認しましょう。もし内覧時に補修が必要な箇所が見つかった場合、その修繕費を価格交渉の材料にすることができます。

例えば、「この屋根は修理が必要なので、見積もりによると修繕費用は◯万円です」と具体的な金額を提示すると、売り手は価格を下げることを検討しやすくなります。特に、早めの売却を希望する売り手であれば、こうした指摘は有効です。


3. 売り主の事情を理解する

ポイント
: 売り主の背景を把握して戦略を立てる。

売り主の事情を理解することで、交渉の成功率が上がります。例えば、急いで引っ越しをしなければならない、相続による売却で早めに現金化したいといったケースでは、価格を下げても早期に取引を完了させたいという心理が働くことがあります。


不動産業者を通じて売り主の事情をさりげなく確認し、どれくらい急いでいるかを探りましょう。急いでいる場合、提示された価格から5~10%程度の値引きが可能なことも少なくありません。


4. 他の買い手がいる場合でも冷静に

ポイント: 他の買い手がいることをプレッシャーに感じすぎない。

中古物件の中には、人気のために複数の買い手が興味を示しているケースもあります。こうした状況では売り手側が強気になり、交渉が難しくなることがありますが、冷静さを保つことが重要です。無理に相手の提示に合わせるのではなく、予算を超えない範囲で交渉を続けましょう。

また、他の物件も視野に入れることで交渉に余裕が生まれます。「この価格でなければ別の物件を検討する」という姿勢を見せることで、売り手が譲歩する可能性もあります。


まとめ:交渉の相場感とテクニック

中古戸建ての値引き額は物件や状況によって異なりますが、5~10%程度の値引きが実現することが一般的です。ただし、成功のカギは、売り手に納得してもらえる根拠を持って交渉に臨むことです。市場調査や物件の状態の確認、売り主の事情を把握し、柔軟に対応することで交渉の結果を大きく左右します。


これらのテクニックを活用して、賢く中古戸建ての購入を進めてみてください。

田中 颯馬(たなか そうま) 京都府出身。近畿大学経営学部卒業。 学生時代に古民家を改修して地域利用の場を提供し、空き家問題に感化。 不動産ベンチャーにて空き家事業の事業開発を3年経験後、創業メンバーとしてリノバンクへジョインし、 不動産仲介、WEBデザイン、フロントエンジニアリング、マーケティング、事業開発と幅広く担当。

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